どうも仕事でAWSパートナーでプリセールスをしているタケイ(@pcefancom)です。
10月に、AWS認定資格の一つ「AWS Certified Database – Specialty」を受験、めでたく認定がとれました。
合格体験談として、インプット・アウトプットに活用した資料、勉強の進め方、合格までにかかった日数を紹介します。
目次
(1)活用したインプット・アウトプット資料
活用した、インプット・アウトプット資料は以下のとおりです。
インプット(1)要点整理から攻略する『AWS認定 データベース-専門知識』 (Compass Booksシリーズ)
一番、重宝したのが要点整理シリーズの書籍ですね。
色々出ていますが、データベース編も出ていたので購入。
各データベースサービスの要点がまとまっているので、勉強用ノートもまとめやすかったです。
試験を受けるにあたって、個人的には必携書になりましたね。
インプット(2)AWSサービス別資料集
2つ目がAWS公式にクラウドサービス活用資料集ですね。
AWSの資料もわかりやすく整理されていて、以下のリンクにアクセス。
種類を「データベース」に絞り込んで、試験の範囲であるドキュメントを読んでいきました。
公式の資料は(当たり前ですが)良くまとまっているので、一度は目を通すことをおすすめします。
インプットには上の2つの資料を使って、アウトプットには以下の資料を活用しました。
アウトプット(1)AWS Certified Database – Specialty Sample Questions
まずはド定番ですね。
AWSが提供しているサンプル問題です。
10問の問題があります。
問題文のテイストも出し方も本番と似ているのでやってみて損なしです。
アウトプット(2)AWS Skill Builder – AWS Certified Database – Specialty Official Practice Question Set (DBS-C01 – Japanese)
2つ目がAWS提供の模擬試験です。
これも解説付きの問題があり、知識が定着しているかをしっかりと確認できます。
以下のSkill Builderに登録して「AWS Skill Builder – AWS Certified Database – Specialty Official Practice Question Set (DBS-C01 – Japanese)」を探せばOKです。
分野ごとの得点などもでるので、実力試しにもってこいです。
アウトプット(3)Teck Stock – AWS 認定データベース – 専門知識(DBS)
あとは、AWSのサードパーティ問題集ですね。
こちらも自分なりに学んだ知識が定着しているかを振り返るのにはもってこいです。
70問ほどあるので脳トレにもなります。
ただ、本番試験とは毛色が違うので、以前のようにこの問題集だけやれば実務ゼロでも受かるかというとそうではないので気をつけてください。
少なくとも私が受けたときは、同じような問題は2問くらいでした。
※全く同じ問題はゼロ。
(2)試験勉強の進め方と日数
勉強の進め方ですが、以下のように進めました。
- インプット資料(書籍)+AWS公式資料をサービスごとに読み込み
- サービスごとに可用性、パフォーマンス、セキュリティ、コスト、メンテナンス、バックアップ、モニタリング、トラブルシューティング、注意事項、使い方をまとめる
- DBに関するサービス選びの考え方をまとめる
- データ移行の考え方をまとめる
- アウトプットの問題集を解いて、曖昧な知識を確認する
まずは、「要点整理から攻略する『AWS認定 データベース-専門知識』 」の解説が非常によくまとまっていたので、この書籍をベースに知識を整理。
読み込んだあと、サービスごとに自分でNotionにまとめました。
書籍に書いてあることをNotionにまとめながら、公式資料を読んでノートに肉付け。
曖昧な知識をまとめていった感じです。
また、どんなサービスを選ぶべきか、データ移行の方法などサービスをまたいで考慮するときのポイントも別ノートにまとめ。
※プリセールスの提案時に役立てられそうな形でどんどんノートにしていきましたね。
まとめ終わったら問題集の出番です。
サンプル問題、模擬試験、TechsStockの問題を解いて試験に臨みました。
問題はスキマ時間でひたすら解いて間違ったところをNotionのノートに追記するスタイルでした。
結果かかった日数ですが、毎日1日1時間の勉強で20時間ほど、おおよそ3週間でした。
- 書籍の読み込みノートへまとめを大体8時間、最初の一週間で実施
- 試験2週間前からは毎日問題を解いて間違えたところをノートに書き加え
でやっていましたね。
(3)試験のスコアとリアルな感想
このような進め方で結果は合格。
取得できたスコアは以下の通りでした。
試験のスコア
点数:823点
可もなく不可もなくといったところでしょうか。
分野ごとに偏りがなかったのは良かったです。
※改善が必要があるとちょっと悲しくなります。
試験の感想
問題の難易度ですが、正直これまで受けたSpecialtyの問題の中ではいちばん簡単に感じました。
これまで受けてきた試験の難易度比較で言えば以下な感じ。
SAA<DBS<SCS<ANS<SAP
Solution Architect Associateよりも難しいですが、他の試験よりは簡単だったのではないかなと。
範囲がデータベースだけですし、内容も一度だけでも触ったことがあるなら解ける問題が多かったです。
私はデータベースは専門外なので、専門の方なら点数的に低めでしたが、データベース専門の方なら一週間でサービスの仕様を抑えるだけで受かると思います。
Specialtyを初めて受ける、SAAは受かったけどSAPに行く前に腕試しをしておきたい方にオススメします。
試験の結果をいち早く知る方法
それにしても今の試験は、受験後すぐに結果がわからないのでドキドキしますね。
今回の認定も結果がわかるまで6時間かかりました。
- 12時:試験開始
- 14時:試験終了
- 18時:Credyのデジタルバッジに認定済み資格として反映される
- 20時:認定結果が送られてくる
実際の流れは上記の感じです。
意外だったのがCredyのデジタルバッジのほうが早く反映されること。
何気なく覗いたら追加されていたので、拍子抜けでした。
いち早く結果を知りたい方はCredyのサイトを確認しておきましょう。
ちなみに以下が、実際のCredyのバッジ一覧です。
あらかじめ認定を同じメールアドレスでCredyに登録を実施、その後受験して合格すると自動的にバッジが付与されます。
まとめ:データベースの知識を整理するのにナイスな試験
以上、AWS Certified Database – Specialty合格体験談、インプット書籍と資料、勉強の進め方フローかかった日数でした!
繰り返しになりますが、Specialtyのなかでは受かりやすい試験ですし、また試験関係なしにデータベースの知識を整理するのにもってこいだと思います。
「RDSとAuroraの違いがわからない」
「オンプレからの移行のときにどんなサービスがいいか頭に思い浮かばない!」
「それで提案のときに答えられなくて困っている」
なんて方にはぴったり過ぎる試験は間違いないので、上記のような方はぜひ受けてみてください!
今後の受験予定
今回の取得で認定済みのAWSの資格は以下の通りになりました。
- AWS Certified Solutions Architect – Associate
- AWS Certified Solutions Architect – Professional
- AWS Certified Advanced Networking – Specialty
- AWS Certified Security – Specialty
- AWS Certified Database – Specialty
合計で5つの資格認定。
AWSのプリセールスには5年以上携わっているので、1年に1つ以上のペースは我ながら遅いなあと感じますw
ともあれ2023年はSpecialtyを取得した年でした。
マシンラーニングや分析は専門外なので取得する気は今のところなし。
AWS Certified Solutions Architect – Professionalが12月で切れてしまうので、再認定を継は取得しようと思います。
早いもので3回目の認定、しっかり勉強して望みたいと思います。