どうもChromebookマニアのタケイ(@pcefancom)です。
先日、試験勉強を始めた「Certified Security – Specialty(SCS)」に無事に合格できました。
今回は受験記録として「合格体験記」を書いてみます。
・受験のバックグラウンド
・勉強に費やした時間
・勉強の流れ
・インプットに使った資料
・試験についての感想
今後受ける方の参考になれば幸いです!
続きを読む: 【AWS認定】Certified Security – Specialty(SCS)合格までの学習法と時間、おすすめの勉強ソース目次
受験のバックグラウンド
まずは受験のバックグランドから。
普段は以下のような業務をやっていて、これまで資格を取得してきました。
AWSの業務:プリセールス※インフラ上がり、コードは苦手
受験のバックグランドは、以下な感じです。
AWS歴は6年目。
2015年からAWS関連の業務に携わっています。
もともとはインフラ系のエンジニアで、コードスキルは素人。
CloudFormationになんとなく苦手感を感じてしまうレベルです。
現在は技術営業として、わからない技術が来たら自分で検証するくらい。
会社がSIerなので一つのプロジェクトにどっぷりというよりは、色々な会社の案件に携わる感じでです。
取得済みの試験:SAA、SAP、ANS
取得済みの試験ですが、こちらも最低限です。
ソリューションアーキテクトと業務に関連するスペシャルティのみ。
※決して12冠とかしていません。
必要があれば取るけど、積極的に取りに行っているレベルではない状態ですね。
こんな状態から「3月までに資格を取得する」という使命感のもと受験をスタートしました。
合格までに費やした時間と勉強の流れ
合格までに費やした時間ですが、
・期間にして3週間
・時間で40時間ほど
でした。
具体的には平日は1日2時間、休日3時間、前日は4時間といったところです。
SAP、ANSよりは学習に当てる時間は少なかったですね。
強流れとしては、事前に計画したとおりに勧めました。
- Tech Stockの合格体験談を読む
- 個人ブログの合格体験談を読む
- AWS試験ガイドを読む
- AWSスキルビルダーのSCS講座、公式模擬試験を受ける
- サンプル問題を解く
- Tech Stock(練習問題250問)を解く
- AWS 本番試験問題集を分野別に解く
- AWS認定 セキュリティ専門知識の書籍を読み直し
- AWS セキュリティ本(赤)を読み直す
- Black Belt、公式ドキュメントを確認
初日
まずは、合格体験談を読んで大体の試験イメージを沸かせました。
その後は定番の「AWS公式ドキュメント」と「スキルビルダー」で試験の範囲と概要をイメージしながら確認すべきアーキテクチャをリストアップ。
試験範囲ごとにNotionに項目をまとめました。
2日目〜18日目
2日目から試験3日前まではひたすら
- 問題を解いて苦手分野を抽出。
- あやふやな分野について、公式ドキュメント、BlackBeltで確認
- 必要な場合は自分AWSアカウント環境で検証
- 直前で間違った問題をもう一度解いて理解できているかを確認
を繰り返しました。
ちなみに使っていた問題は「Tech Stock」と「1週間で攻略!AWS認定セキュリティ – 専門知識 本番用問題集 140問(65問 × 2セット + 10問)」にしぼりました。
リアルな仕事+家事で勉強できる時間も限られるので、問題から苦手な分野だけをやっていた感じですね。
本当はUdemyまで手を回したかったのですが、3週間ではきつすぎました。
2週間強ですが問題は総数で400問程度。
1日30問くらいを解いて、わからないところを確認してノートにまとめていった感じですね。
19日目〜21日目(試験当日)
試験2日前には一通り問題を終わらせて、まとめたノートを眺めつつ間違った問題を繰り返し回答。苦手分野を頭の中に入れるようにしておきました。
あとは総まとめとして「要点整理から攻略する『AWS認定 セキュリティ-専門知識』」を人劣り四で、頭の中を整理しました。
こちらの書籍は図解もあって知識の整理にも役立ちました。
試験の感想
こうして試験を受けたわけですが、難易度としては他のプロフェッショナル、スペシャルティに比べて難しくはなかったですね。
これまで受けてきた試験で言うと
- 難易度 高:ソリューションアーキテクトプロフェッショナル
- 難易度 中:ネットワークスペシャルティ
- 難易度 中低:セキュリティスペシャルティ
- 難易度 低:クラウドプラクティショナー
な感じでした。
SAPは範囲が広いかつ聞かれる内容も深いので難易度が高いですが、セキュリティに関しては範囲が限られているぶん、取っつきやすかった。
触ったことがないサービスがほとんどだと思うので、NWベンダーしかやらない内容もあるANSや守備範囲外がおおいSAPよりもだいぶ楽に感じると思います。
ただ、問題文の日本語は相変わらず不自然です。
直訳しているっぽくて表現が回りくどい問題は多々ありました。
ただ、文書に関しては原文をポップアップウィンドウで出すという機能がついてるので、すぐ英語に切り替えて問題の意味を確認できるのはよかったです。
たけい
チョットずつ進化しているようです
最後に類似問題ですが、これはSAP、ANSに比べると少なかったですね。
選択肢を見ただけで正解がわかった問題は3問くらいでした。
初見の問題がほとんどでしたが、選択肢は消去法で片付けられる問題がほとんど。※外部業者へのアクセスにアクセスキーを払い出すなどありえない選択肢も結構ありました。
日頃、AWSを使っている方なら常識でわかると思います。
役に立った教材、インプット資料
今回の試験に当たって使ったインプットに使った資料は以下のとおりです。
(1)Tech Stock
AWS認定に関するWEB問題集です。
もはや定番ですね。
試験と同じ問題はほんとんどなかったですが、問題の出し方は似ています。
問題数が多いので、色々パターンを学べるのもナイス。
有料課金して取り組むことをおすすめします。
(2)1週間で攻略!AWS認定セキュリティ – 専門知識 本番用問題集 140問(65問 × 2セット + 10問) 詳解付き
こちらも大変助かりました。
問題がちょっと本番チックで回りくどい言い方もあり(笑)
ですが、本番になれられるのでオススメです。
視点がTechStockと違う部分もあり、学ぶ範囲が広がるのもいいですね。
(3)要点整理から攻略する『AWS認定 セキュリティ-専門知識』
こちらも非常にわかりやすかったです。
解説自体は簡潔ですが、図解が丁寧。
アーキテクチャをどう利用するのか?
イメージでつかみやすいです。
せっかくなのでぜひこちらも読んでおきましょう。
(4)Black Belt、公式ドキュメントを確認
最後は、Black Beltと公式ドキュメントで確認です。
ここは外せませんね。
Black Beltは特徴がわかりますし、公式ドキュメントの「よくある質問」は本当に大事。
ぜひ読んでおきましょう。
(5)AWSの薄い本Ⅱ アカウントセキュリティのベーシックセオリー
あとは余裕があればAWSセキュリティに関する同人誌もオススメです。
書籍は
「AWSの薄い本Ⅱ」
という書籍は、アカウント管理、セキュリティに特化しています。
深く、マルチアカウント、セキュリティのベストプラクティスを学べるのでオススメです。
BOOTHで発売中。
セキュリティスペシャルティは実学要素濃いめ
以上が、Certified Security – Specialty(SCS)合格までの学習法と時間、おすすめの勉強ソースでした。
上記のインプットを回せばおそらく合格までいけるはずです。
あとはAWSのサービスの使い分け、実際にどう動くかを理解するためにアカウントで試してみることをおすすめしますね。
セキュリティに関しては、お金のかからないサービスが多いので、検証もしやすいです。
なによりAWSで環境を使い始めると必ずぶち当たるアーキテクチャばかりですので、今後のためにも手を動かして覚えることをおすすめします。